創部70周年記念誌Web版
  1. HOME
  2. ">創部70周年記念誌目次
  3. Ⅶ 卓球部の発展に向けて(2)

Ⅶ 卓球部の発展に向けて(2) 川崎裕介 川西 詠

主将 川崎裕介

甲南大学体育会卓球部創部70周年おめでとうございます。また創部70周年という節目に現役主将として立ち会えたこと心よりうれしく思います。
現在の卓球部は同級生といった横のつながりはもちろん、先輩や後輩といった縦の繋がりも強く感じています。そのため部員全員が誰にでも相談できるという強みがあると思います。しかし主将としては受身の学生が多いのでその強みを消しているのではと思う時があります。そのため私は少しでもひとり1 人のアウトプットの数が増えればと思い、ミーティングや全体での練習やトレーニングを取り入れてきました。

結果としてはコロナ禍の影響でリーグ戦はなかったですが、ダブルスでのインカレ出場や会長杯準優勝、シングルスでは会長杯ベスト8という成績に繋がっていると思っております。
私を含む4回生4人は悔いの残らないよう残りの1年間頑張りましょう!
後輩のみんなは新主将を中心に練習を行うのを当たり前と思わないでください。ひとり一人がチームの柱として行動すること、そして何より意見を言うことを大切にしてください。主将の仕事はみんなをまとめることもそうですが、一番は部員をそしてチームを勝たせることです。
勝つために何をすべきか今の練習のままでいいのかを考え、全員を引っ張って欲しいと思います。
今年は1部昇格、インカレ団体出場、関西学生ランクに入ることが目標です。この目標を達成するために日々精進致しますので応援よろしくお願い致します。

主務 川西 詠

創部70 年を迎え、先輩方が築いてこられた歴史と伝統に感謝し、心より御礼申し上げます。
今思うことは、苦しかった日々も、仲間と喜び合った楽しさも、全てが現在の自分の糧となっているということです。良いことはもちろん、困難もありました。予想もしなかった、コロナ禍が待ち受けていました。リーグ戦、殆どの主要な大会が中止となり、試合どころか練習の場も失う日々に直面しました。部員達の気持ちが卓球から離れていくのではないか、モチベーションを保つことが出来るのかという不安もありました。主務として、すべきことは何かを考え、オンラインでミーティングを行い、話し合いを重ねました。お互いが本音で意見し合うきっかけとなりました。

そして、苦しい中で助けてくださったのがOB、OG の皆様方でした。常日頃より、貴重な時間とアドバイスを頂き、私達現役部員は、その優しさと励ましに勇気を頂きました。

また主務の立場は、チーム全体を見つめ直すきっかけを与えてくれました。部活動は、多くの方々の支えがあってこそ成り立つものです。活動には多くの責任が伴うことを心に留め、実務だけでなく、一人一人とコミュニケーションを取りながら、注意、自覚を促したり、士気を高めていくことが役割だと学びました。部員同士の横の繋がりだけでなく、縦の繋がりを多く持たせて頂き、今この時に、主務を務めさせて頂いたことに感謝しています。

新しい仲間を迎える春には希望と憧れを抱き入部してくる新入生に、当時の自分を重ねています。
大会での一致団結した応援や盛り上がりは私達の特徴であり、カラーです。困難な中でも部員達でアイデアを出し合い、工夫して乗り越えていくことが出来ると確信しています。
感謝の気持ちを忘れず、一瞬一瞬を大切に、甲南大学卓球部の名に誇りを持ち、一所懸命頑張って参ります。