創部70周年記念誌Web版
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Ⅱ 創部70周年に寄せて(5)

関西学生卓球連盟会長 高島規郎

この度、創部70周年を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。創部以来、長い歴史を持ち、輝かしい活動を長年にわたり卓球部の発展のために数多くの選手の育成に努められました。甲南大学のモットーである文武両道の精神を柱に並々ならぬ努力に対しまして、深く敬意を表する次第であります。

貴卓球部70年の歩みは、関西学生卓球連盟の発展と共にあり、歴代の役員並びに関係者の皆様によって、現在まで成長しながら、事業の充実と学生スポーツの競技の普及に大きく貢献していただきました。
歴史ある甲南大学の卒業生の多くは、社会・企業分野において貢献され、有為な人物を輩出されておられます。卓球部におかれましては、関西の大学の中でも OB、OG 会としての現役選手に対する熱意のこもった教育・指導は、心と心のコミュニケーションの重要性を最も大切にされ、学生スポーツにおける「スポーツマンシップ精神」を歴代の OB 会長を始め、現 OB 会長の今井氏を中心に総監督の山本氏は勿論のこと、多くの OB、OG の方々が卓球部の将来を見据えて、常に牽引されている活動は、今日の繁栄と将来への展望に結び付いています。

また、70周年の中でも、学習院大学と定期戦の歴史は今年68回を迎えていると聞いています。関東の大学との幅広い交流を持った信頼関係は、極めて意義深いことであります。
歴史と伝統を築き上げるには、幾多の困難を伴います。

スポーツ競技は、チームワーク、団結力があって始めて継続して行けます。
甲南大学卓球部の理念の共有がなければ、輝かしい伝統に結び付いていけなかったと思われます。卓球競技は日々変化し、38㎜ボールから40㎜ボールへ、またセルロイド製からプラスティック製へと変わり、ゲームも21点制の時代から11点制の時代へと現代卓球と言われ、ルール、用具の進化が進んでいます。試合は勝たなければなりません。「努力なくして勝利なし」。一歩一歩前進あるのみです。
今後の選手の皆さんの飛躍を期待しております。

終わりに、これまで立派な歴史と伝統を守り、築き上げてこられた先輩諸氏のご努力に心から敬意を表すると共に、卓球部の今後益々のご活躍とご発展を祈念申し上げます。

甲南大学
高島先生による講習会 2022年1月9日