創部70周年記念誌Web版
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Ⅰ 創部70周年誌発刊の挨拶

OB・OG 会 会長 今井達司(S43卒)

(昭和27年)に創部され、今日まで70年の歴史を積み上げてまいりました。創部当初は部員集め、練習場の確保、予算の確保など数々の難題を乗り越えて活動を軌道にのせてきた諸先輩に感謝申し上げるとともに創部70周年を迎え、卓球部 OB・OG 会長を仰せつかっていることを光栄に思っている次第です。
甲南大学の「スポーツマンシップが人間性を育む」という教育理念のもと、社会に貢献できる有為な人物を輩出するというスポーツビジョンがありますが、卓球部も様々な分野で活躍されている OB・OG がおられます。一例を紹介させていただきますと、日中親善卓球大会(中国広東省)への出場、全日本軟式大会で優勝するなど甲南の名を全国に広めた功績で学長から表彰された元OB・OG 会会長の佐部利武司先輩、国内実力№1を決める全日本卓球選手権でベスト8の神田衛治元監督、関西学生選手権において学生生活4年間連続のランキング選手(最高成績は2位)の大内秀憲さん、現在も国際審判員や障害者卓球に尽力されている常任幹事の藤本成子さん、最近では甲南卓球部から初めて関西学連幹事長に就任した廣瀬駿介君、現役では体育会本部委員長に就任した藤本直樹君(3回生)などの活躍は卓球部として誇るべきものと思っています。

伝統ある学習院大学対甲南大学運動競技総合定期戦は昭和31年に開催されましたが、卓球部の定期戦は2年前の昭和29年に第1回が開催しており、先駆クラブの役割を果たしてきたと言えます。70周年の今年は第68回目を迎えることになりますが、現役が勝ち負けを競うだけでなく、試合後の親睦会で現役並びに OB・OG がそれぞれ交流を深め、現在でも卓球を通じて固い絆で結ばれている伝統を今後も引き継いでいきたいと思います。
現在 OB・OG 会は400名弱の会員を数え、活動方針として、会員間の親睦は勿論のこと、現役と一体となった活動を行っていくことが重要と考えています。現役の試合で最も重要視している関西リーグ戦では他大学を凌駕する多くの OB・OG 諸氏が現役時代に戻った気持で応援を行い、現役とともに喜びも悔しさも分かち合ってきました。総会後の親睦会では現役も参加して年齢を越えたコミュニケーションを図り、現役とのミーティングでは卓球に取り組む姿勢だけでなく社会人に向けての心構えなどの情報提供を行ってきました。また地域への貢献も重要と認識し、卓球練習場が2010年に完成した六甲アイランド総合体育施設にある体育館への移転に伴い、近隣小学校への卓球指導や同じく近隣のクラブチームとの合同練習など交流を深めるとともに甲南高校への指導も行っています。ただこの2年間コロナ禍で十分に活動ができていないことは残念でなりません。70周年を機に活発な活動が再開できることを願うばかりです。

最後に甲南大学体育会卓球部を通じて出会った OB・OG の方々並びに現役の皆さんに感謝申し上げるとともに100周年に向け甲南卓球部の一層の発展並びに甲南大学体育会に貢献していくべく努力していく所存です。
また創部70年誌の編纂では、甲南大学、学習院大学卓球部卓桜会、関西学生卓球連盟などの関係者の皆さん、そして OB・OG 各位、現役の御力添えに厚く御礼申し上げます。

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